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Dell EMC、HCIアプライアンス「Dell EMC VxRail」がSAP HANAの本番環境における認定を取得

 デル株式会社とEMCジャパン株式会社(以下、Dell EMC)は26日、VMware vSphereおよびVMware vSANソフトウェアをベースにするハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)アプライアンス「Dell EMC VxRail(以下、VxRail)」が、SAP HANAの本番環境におけるSAPの認定を取得したと発表した。

 VxRailは、Dell EMCおよびVMwareとの共同開発によるターンキーHCIアプライアンスで、VMware vSphereおよびVMware vSANをベースに、最新の「Dell EMC PowerEdge」サーバーによる事前テスト済み、事前構成済みのソリューションを提供する。

 Dell EMCでは、VMware vSphereの高可用性およびフォルトトレランス性と、VMware vSANソフトウェアの回復性とパフォーマンスを組み合わせたいと考えている企業にとって、今回の認定はAI(人工知能)、マシンラーニング(機会学習)、ビッグデータ、クラウドネイティブ、インメモリ、ミッションクリティカル、3Dグラフィックなどを幅広く網羅するワークロードについて、運用環境の簡素化とHCIへの設備投資の削減に向けた扉を開くものだと説明。

 今日、vSAN導入企業の60%以上がSAP NetWeaverソリューションやSQL Server、Oracle、また最近増えてきているコンテナ化したビッグデータワークロードなどの基幹業務アプリケーションをHCI環境で実行していると報告しており、さらに今回、VxRailのSAP HANA認定により、SAP HANAのユーザーに対しても高可用性、フォルトトレランス性、運用の簡素化、TCO削減などの価値を提供できるようになったとしている。

 製品の価格は、「Dell EMC VxRail P540F」(オールフラッシュ構成)の4ノードクラスタ、SAP S/4HANAの全ランドスケープ(SAP HANA、SAP Fiori、ASCS、SolmanなどSAP S/4HANAの全コンポーネントの開発、検証、本番全環境)のインフラ向け参考構成で4,300万円(税別)から。製品はデル、EMCジャパンおよび両社のビジネスパートナーから提供する。