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ALSIのWebフィルタソフト「InterSafe WebFilter」新版、SSL通信可視化によるサイバー攻撃・内部不正対策を強化

 アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は1日、Webフィルタリングソフト「InterSafe WebFilter」の新版「同 Ver. 9.0 SP1」を提供開始すると発表した。常時SSL(HTTPS)化時代に対応するため、他社製品との連携機能を搭載し、HTTPSサイトのWebアクセス管理を強化しているという。

 InterSafe WebFilterは、社員の業務を妨げる不適切なサイトへのアクセスやファイルアップロード、書き込みなどを防止できるWebフィルタリングソフトウェア。ウイルス・スパイウェアの侵入予防や、外部との不正通信ブロックにも利用できるという。

 今回の新版では、HTTPSサイトのWebアクセス管理で課題になるSSL通信の可視化・制御と、それに伴って増大するネットワーク負荷の軽減を図るため、他社製品との連携機能を搭載し、SSL通信を利用したサイバー攻撃や内部不正への対策強化を図る。

 具体的には、まず、SSL可視化機能を搭載するA10ネットワークスの「A10 Thunder」と連携し、HTTPS暗号解除・再暗号化をA10 Thunderに任せることで、HTTPS化されたWebサイトをInterSafe WebFilterでフィルタリングした場合でも、パフォーマンスを損なうことなくWebアクセス制御を行えるようにした。

 また、三菱スペース・ソフトウエアの個人情報ファイル検出ツール「すみずみ君」との連携では、HTTPS対応のWeb-DLPを実現。ファイルに含まれる個人情報や機密情報を「すみずみ君」が検査し、InterSafe WebFilterで監視・遮断することにより、不正アップロードを防ぎ、ファイル送信による個人情報・機密情報漏えいの防止を行えるようにするとしている。

 さらに、網屋の統合ログ管理製品「ALog EVA(エーログ エヴァ)」と連携。Webアクセスログとほかのセキュリティログやファイルアクセスログを相関的に分析することで、サイバー攻撃の検知や内部不正の早期発見に役立てられるという。なお導入時は、専用のテンプレートを利用することにより、簡単にWebアクセスログの収集を行えるとのこと。