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三菱スペース・ソフトウエア、個人情報ファイルの検出・管理を統合的に行える「すみずみ君 Advance」

 三菱スペース・ソフトウエア株式会社は11日、個人情報ファイル検出ツール「すみずみ君」の各種管理機能を強化し、「すみずみ君 Advance」として販売開始すると発表した。

 「すみずみ君 Advance」は、PCやファイルサーバーを検索し、個人情報を含むファイルを検出するとともに、社内の運用ルールに基づいた適切な処置/管理を支援するソフトウェア。

 検索時に利用する辞書としては、標準辞書に加えて、任意のキーワードや文字列パターンで検出できるユーザー辞書を用意しているほか、AND/OR条件の組み合わせと、「何件以上含んでいた場合に検出する」というしきい値を自由に設定できる柔軟性も備えているので、見つけたいファイルの条件にあわせた検索を行えるという。また、検索条件が増えても検索速度が低下しないエンジンを搭載しているため、一般的な検索エンジンと比較して検索時間を短縮できるとした。

 収集した情報は管理者用マネージャー画面のダッシュボードにグラフィカルに表示され、個人情報ファイルを保有しているPCの台数、個人情報ファイル数を一目で把握可能。PC利用者やグループ管理者に対して、削除、暗号化、パスワードロック、ファイルサーバーへの移動などの是正処置を容易に促せるという。

すみずみ君 Advanceダッシュボード画面

 また、個人情報ファイルが見つかった各PCの利用者が、是正処置を簡単に行えるようにしている点も特徴。PC利用者は、検索結果画面から表示された個人情報ファイル名を複数選択し、「移動」や「削除」をクリックするだけで処理を行えるとのこと。

 なお、「すみずみ君 Advance」は2種類のサブスクリプション方式で提供される。PC台数に応じたPCサブスクリプションライセンス(台数ライセンス)の場合は、1台あたり年額6600円(税込)。一方、ディスク容量に応じて課金されるサーバサブスクリプションライセンス(ディスク容量ライセンス)は、ディスク容量1TB以下の場合で年額39万6000円(税込)となる。