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NTT-ATとNTT Com China、多言語会議の支援サービス「多言語会議アシスタント」を中国市場向けに提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)と中国NTT Communications China Co., Ltd.(以下、NTT Com China)は7日、多言語会議の利便性向上、および会議運営の効率化を支援するために協業し、NTT Com Chinaによる多言語会議の支援サービス「多言語会議アシスタント」を中国市場向けに提供すると発表した。

 「多言語会議アシスタント」は、NTT-ATが開発した多言語リアルタイム会議支援システム(Borderless Meeting Assistant 以下、BMA)を活用したサービス。BMAでは、音声をリアルタイムにテキスト化できるほか、AI翻訳プラットフォームサービス「COTOHA Translator」を用いて、会議参加者が設定した言語への翻訳結果を表示できるため、多国籍メンバーによる会議のスムーズな実施を支援できるという。

 また、見やすいUIを採用しており、会議中は参加者ごとに発話言語と翻訳言語を設定して利用可能。自動URL生成機能により、社外との打ち合わせにも利用できるとした。

 さらに、全文をテキスト化し、CSVファイルとしてダウンロードする機能を備えているので、議事録作成時間の削減を実現するとのこと。なお初回リリース時は、日本語・中国語(簡体字)・英語のテキスト化、翻訳に対応する。

 NTT Com Chinaは、需要の多い在中日系企業、多国籍企業をターゲットに中国市場での販売を進める。一方、NTT-ATはBMAの性能向上および機能拡張を行い、海外における企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援する考えだ。