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日本ヒュレット・パッカード、企業のクラウド利用を最適化する「HPE GreenLake Hybrid Cloud」を発表

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は9日、企業のパブリック、プライベート、ハイブリッドの各クラウド利用を最適化する従量課金型のサービス「HPE GreenLake Hybrid Cloud」を発表した。

 HPE GreenLake Hybrid Cloudは、ハイブリッドクラウドのワークロードをサポートし運用する「HPE OneSphere」と、Hewlett Packard Enterprise(HPE)のソフトウェア定義テクノロジーを含む自動化されたツールセットから構築され、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Microsoft Azure Stackにクラウドネイティブの運用、コンプライアンス、コスト管理などのさまざまな機能を提供する。

 HPEがCloud Technology PartnersとRedPixieの買収を通じて取得した、クラウドのアーキテクチャと導入に関するHPE Pointnextのノウハウを活用し、主要なクラウドソリューションの管理と最適化を顧客の環境で実現する。また、Microsoft Azure Stackは、「HPE ProLiant for Microsoft Azure Stack」を使用するオンプレミス環境において、従量課金の利用を可能にする「HPE GreenLake」の消費モデルを使って運用される。

 日本ヒューレット・パッカードでは、ハイブリッドITは必要に応じてアプリケーション、サービス、プラットフォームを組み合わせられることから、企業への導入が進んでいるが、多くの企業はプライベート、パブリック、およびハイブリッドの各クラウドの運用に伴う複雑さや、自社のクラウドを管理するための適切な人材確保の難しさに直面し、その結果として未知の制御不能なコストやリスクが引き起こされていると説明。

 HPE GreenLake Hybrid Cloudは、顧客の環境でクラウドリソースを管理し、コスト、セキュリティ、およびコンプライアンスに対する具体的なコントロール手段を確立し、それらのリソースを顧客に代わって管理するためのプロセスを構築。従来のマネージドサービスとは異なり、自動化されたクラウドネイティブのモデルを使用しているため、クラウドの監視や管理を目的とした新たな人材の確保やトレーニングは不要で、管理に伴う複雑さの解決を支援するとしている。