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MKI、Boxの大規模導入を支援する管理者向けツール、データ移行サービスを提供

 三井情報株式会社(以下、MKI)は5日、株式会社Box Japanのクラウドストレージ「Box」の導入・運用管理を支援するため、「MKI Box管理者支援ツール」と、Boxへのデータ移行に必要な業務をトータルで請け負う「MKI Boxデータ移行サービス」の2つを提供開始すると発表した。

 MKI Box管理者支援ツールは、CSVデータをもとに、Boxの新規導入や企業の組織変更時に必要な各種設定作業を一括で実行可能なツール。MKIが手掛けてきたBox導入コンサルティングのノウハウを集約しており、例えば、全社導入時に作成が必要な“部署フォルダ”を一括作成したり、指定したフォルダ内に社員ごとの“個人用フォルダ”を全社員分一括作成したり、企業で期初に行われる“組織名称変更対応”を一括実行したり、といったことを可能にしている。

 MKIでは、サービス開始後の3年間で200社への提供を目指す。

 一方のMKI Boxデータ移行サービスは、ファイルサーバーのリプレースとしてBoxを利用する場合などに、Boxへのデータ移行をMKIがワンストップで請け負い、安全でスムーズな移行を支援するサービス。リモート/オンサイトでの移行作業の代行に加えて、現行フォルダやアクセス権の調査、移行後の運用ルールの検討を含むトータルサービスとして提供する。MKIによれば、コンテンツの多い建設、製薬業界において多数の実績を持つとのこと。

 なおMKIではこれまでも、一次販売代理店として、さまざまな企業へのBox導入/活用を支援してきたが、特に全社導入を含めた大規模な導入・展開においては、運用業務も含めた最適化が必要との認識を抱いてきたという。

 今後も、会社組織での活用展開やファイルサーバー移行などのニーズ増加が見込まれることから、システム担当者の業務負荷を抑える連携ソリューションを提供し、Boxのスムーズな導入に貢献するとしている。