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トレジャーデータ、カスタマーデータ基盤「TREASURE CDP」を強化 機械学習で顧客の行動を予測

 トレジャーデータ株式会社は14日、カスタマーデータ基盤「TREASURE CDP」に、見込み顧客の特定を機械学習で自動化する「予測リードスコアリング」機能を追加すると発表した。

 TREASURE CDPは、顧客ひとりひとりの行動データ/属性データなどを統合し、パーソナライズを軸としたデジタルトランスフォーメーションを可能とするソリューション。

 今回は新たに、コンバージョン済みのデータをAIが学習し、予測モデルを生成することで、今後コンバージョンする可能性のある顧客を自動的に予測する機械学習機能「予測リードスコアリング」が追加された。トレジャーデータの機械学習の専門家がカスタマイズをサポートするため、TREASURE CDPの利用企業はすぐに同機能を活用できるという。

 例えば小売企業では、コンバージョン済み顧客のEC/リアル店舗への来店・購入データやアプリの利用データを学習することで、見込み顧客のリアル店舗への来店、商品購入を予測できるようになるとのこと。

 また、コンテンツプロバイダや放送企業では、コンバージョン済み顧客のコンテンツの閲覧履歴や行動データを学習することにより、ほかの顧客の解約や有料会員化への可能性などを把握できるようになるとしている。

 なお今回は、TREASURE CDPにおけるセキュリティ機能の強化も行われている。

具体的には、クライアントのサーバー環境およびユーザー環境とTREASURE CDPとのネットワーク間をプライベートネットワーク化させ、通信環境の堅牢性を充実化させたほか、データへのアクセス履歴を把握できる監査レポート機能も利用できるとした。