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日本IBMがTREASURE CDPを販売、デジタル変革をトータルで支援する体制を整備

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は9日、トレジャーデータ株式会社のカスタマー・データ・プラットフォーム「TREASURE CDP」を販売開始すると発表した。日本IBMでは、これにより、戦略コンサルティングからシステム構築、マーケティング分析まで、デジタル変革を統合して支援する体制を強化するという。

 TREASURE CDPは、広告、マーケティング、CRMの各領域を横断・統合するためのデジタルマーケティング向けソリューション。顧客のログをリアルタイムに解析し、コンテンツの出し分けを可能にしたり、自然言語処理、機械学習を用いたページ内のキーワード抽出や関心キーワード群を発見し、セグメント化したりすることができる。

 また、高度なデータベース言語の知識がなくてもデータプラットフォームを構築できる容易さ、強固なセキュリティも特長という。

 今回はこのTREASURE CDPと、データとデザインを融合し、パーソナライズされた顧客体験の創出を支援する日本IBMのインタラクティブ・エクスペリエンス事業の知見や、IBMクラウドを活用したシステム構築などのスキルを融合。顧客に最適なシステムとなるようにマーケティングツールを追加したり、既存の顧客データベースと連携させたりするなど、TREASURE CDPのデータプラットフォームを活用しながら、企業システム全体のデザインや構築を支援できるようにする。

 さらに、IBMのデータサイエンティストがデータの分析支援を行い、効果的なデジタルマーケティングを支援することも可能とした。

 日本IBMでは、こうした体制を整え、戦略コンサルティングからシステム構築、マーケティング分析まで、デジタル変革を統合的に支援できるよう、事業を強化するとしている。