ニュース

トレジャーデータ、プライバシー規制を順守しながら顧客の意向に沿った対応を実現するセキュリティ管理の新機能を提供

 トレジャーデータ株式会社は18日、カスタマーデータプラットフォーム「Treasure Data CDP」について、Treasure Data CDP上のデータへのアクセス権限を管理する機能「Treasure Data Trusted Foundation」を提供開始した。

 Treasure Data Trusted Foundationは、顧客の同意管理やデータの収集、保管、利用同意の期限切れ、修正、消去といったさまざまな要件に対し、グローバルでのプライバシー規制を順守しながら、顧客の意向に沿った対応を実現するための機能を提供する。

 個人データや取り扱いに注意が必要なデータにタグを付ける機能や、ワークフロー、データセット、データセット上の一部のセンシティブなデータへのアクセス制限を設定することで、顧客データの安全な管理を実現。さらに、削除請求や開示請求といった顧客個人からの請求(データ主体リクエスト)に基づき、必要な対応を実行するようにする。

 フォルダごとの権限設定と、ブランド、地域、代理店などのチーム体制に合わせて権限の階層を設けられる。それぞれのチームは、必要なデータのみにアクセスでき、個人単位でプライバシー権限を管理できる。

 顧客のデータ利用に対する同意を確認した上で、施策を実行するといった運用が可能となり、ダッシュボードによる同意状況のモニタリングにより、プライバシーとセキュリティをプロアクティブに監視する。

 これらの機能により、ユーザー企業はコンプライアンス対応およびセキュリティ管理を行えるとともに、顧客データを適切かつ迅速に活用し、プライバシーを保護した上で一人ひとりにパーソナライズされた顧客体験を提供できるとしている。