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富士通、業務システムやオフィス機器に手のひら静脈認証機能を追加するオールインワン型デバイス

 富士通株式会社と富士通フロンテック株式会社は13日、オールインワン型の手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure Connect」(以下、PalmSecure Connect)を開発したと発表した。同日より販売を開始する。

 PalmSecure Connectは、手のひら静脈認証用のセンサーに加えて、OSやミドルウェア、タッチパネルディスプレイなどを一つの筐体に搭載した、オールインワン型の手のひら静脈認証装置。

 手のひら静脈データを統合管理・運用する富士通の認証サーバーとの連携や、認証処理を行う機能などを実装しているため、業務システムやオフィス機器へ、手のひら静脈認証機能を容易に追加できるという。

 センサー部は、新開発の機器組み込み向け小型手のひら静脈センサーを採用。また、USB 2.0ポート(デバイスポート×1、ホストポート×1)に加え、オプションでLANポート×2を内蔵でき、オフィス機器と認証サーバーを接続するためのハブとしても利用可能とした。

 価格は15万円(税別)からで、別途開発サポート費用がかかる。また、最低出荷台数(100台以上)が設定されているとのこと。

 サイズと重量は、140×120×47.5(W×D×H、突起部除く)、約550g。