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富士通、PC向け生体認証ソフトウェア「AuthConductor Client」をグローバル展開

 富士通株式会社は16日、PC向けの生体認証ソフトウェア「FUJITSU Security Solution AuthConductor Client」(以下、AuthConductor Client)を、グローバル市場で販売すると発表した。同日より、オセアニア地域から販売を開始する。

 AuthConductor Clientは、富士通製の手のひら静脈センサーや指紋センサーを内蔵したノートPC/タブレット、あるいはUSB接続の外付けセンサーと組み合わせて利用する生体認証ソフトウェア。生体認証を利用することにより、ID/パスワード運用に代わるセキュアな認証環境を実現できるという。

 生体情報の登録時には、適切なガイダンス動画が再生されるなど、簡単かつ迅速なセットアップをサポートしている点が特徴。またActive Directory(AD)との連携に対応しており、生体情報とログイン状況の一元管理を行えるため、1台のPCを複数のユーザーで利用する環境の構築や、アクセス履歴の管理に対応するとした。

 さらに、導入にあたっては、アプリケーションをはじめとする既存システムを変更する必要がないため、さまざまな業種において運用業務を支援できるとしている。

 なお今後は、2018年上期中にアジア、北米へと順次展開する予定だ。