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富士通、既存の業務システムに「手のひら静脈認証」を追加するための組み込みソフト発表

「本人認証基盤AuthConductor Server」の導入イメージ

 富士通株式会社は31日、既存の業務システムに手のひら静脈認証を追加するための組み込みソフトウェア「本人認証基盤AuthConductor Server」を発表した。4月から提供予定で、価格は個別見積もり。今後3年で売上5億円を目標としている。

 AuthConductor Serverは、「手のひら静脈認証 FUJITSU 生体認証 PalmSecure」を認証デバイスとして利用する。企業内の職員の認証に加え、顧客向けサービスでの個人認証にも適用可能。一例として、銀行ATMや決済端末とも連携できるという。

 認証に必要な生体情報は統合管理できる。「電子政府推奨暗号リスト」にて推奨されるている暗号方式、データベースの分散化などにも対応する。

 富士通では今後、数万人以上の生体情報を扱えるクラウド型手のひら静脈認証サービスについても開発を検討していく。