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NTT西日本、業務端末1万1300台で富士通の手のひら静脈認証装置を利用

 富士通株式会社は7日、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)が、業務端末の認証装置として、富士通と富士通フロンテック株式会社が提供している手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure-SL」(以下、PalmSecure-SL)を導入したと発表した。2016年8月から順次導入が開始され、1万1300台で稼働しているという。

 NTT西日本は従来、業務システムへのログインにICカードや指紋認証による本人認証を行っていたという。しかし、ICカードは発行や管理など運用面の負担が大きく、指紋認証では、一部のユーザーにおいて指紋が読み取れない点が課題になっていた。

 そこで、業務端末や認証システムの更改にあわせ、新端末でのよりセキュリティが高い認証方式として静脈認証を検討。複数の候補の中から手のひら静脈認証を利用する、PalmSecure-SLを選定したとのこと。

 なお、手のひら静脈は体内情報のため、体表情報の指紋や顔に比べて偽造が困難な特徴を持つ。また、同じ静脈でも、指や手の甲の静脈に比べて血管の本数が多く複雑なこと、指の静脈に比べて太い幹線の血管を認証に用いるため、寒さの影響を受けにくく安定した認証が行えることもメリットという。

 さらに、センサーに非接触で認証するので衛生的であり、かつ、指紋のように表面の摩耗や乾燥などによって登録・照合を行えないということもないとしている。

 またPalmSecure-SLは、横48×奥行き48×高さ16.4mmと、静脈認証センサーとしては小型であり、持ち運びの際の邪魔になりにくい、机上のスペースを有効活用できるといった特長があるほか、センサーも本人拒否率0.01%(リトライ1回)、他人受入率0.001%以下という高い認証精度を備えていると、富士通ではアピールしている。

「PalmSecure-SL」スタンダードセンサー