ニュース

NTTドコモ、富士通の手のひら静脈認証を採用 重要データを取り扱うPC向けに

 富士通株式会社は26日、株式会社NTTドコモが、個人情報など、重要なデータを取り扱う業務PCのログインにおいて、手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure-F Light」(以下、PalmSecure-F Light)を採用したと発表した。2018年10月より順次導入され、現在は本格稼働を開始している。

 NTTドコモでは従来、業務システムへのPCのログイン時に、ICカードおよび指紋認証による本人認証を行っていた。しかし、個人情報などの重要なデータを取り扱う部門では、よりセキュリティの高い認証方式を求めており、今回、その認証手段としてPalmSecure-F Lightを採用した。

 また、製品を運用する認証システム「FUJITSU Security Solution 手のひら静脈認証PCログオンソフトウェア PalmSecure LOGONDIRECTOR」により、既存のActive Directoryや業務アプリケーションのサーバーとは独立した認証サーバーを構築することで、既存のシステムに大きな影響を与えることなく、短期間でのシステム構築を実現したとしている。

 なお、今回採用されたPalmSecure-F Lightは、静脈認証センサーとしては業界トップクラスの小型サイズを実現しているの外付け認証装置で、本人拒否率0.01%(リトライ1回)、他人受入率0.00001%以下という高い認証精度を実現しているとのことだ。

「PalmSecure-F Light」スタンダードセンサー