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さくらインターネット、「高火力シリーズ」の新モデルとして「Tesla V100モデル」を提供開始

 さくらインターネット株式会社は7日、「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」の新モデルとして、NVIDIAの最新GPU「Tesla V100 for PCI-Express」を搭載したGPUサーバー「Tesla V100モデル」の提供を開始した。料金(税別)は月額11万5000円。初期費用は92万4000円(一括払いまたは12カ月分割払い)。

 さくらの専用サーバ 高火力シリーズは、高性能な物理サーバーをクラウドのような手軽さで利用できる「さくらの専用サーバ」の基盤を活用し、計算資源用に最適化したサービス。

 新たに提供を開始したTesla V100モデルは、NVIDIAの最新GPUアーキテクチャであるNVIDIA Voltaを採用したTesla V100 for PCI-Expressを搭載。Tesla V100 for PCI-Expressは、1つのGPUでCPU最大100個分の性能を持ち、Volta世代から搭載された「Tensor Core」により、ディープラーニング性能で100TFLOPSの壁を突破した世界初のGPUだとしている。

 Tesla V100モデルの第一顧客としては、国立研究開発法人がデータシステム開発および論文や研究データファイルの解析・計算処理などの用途で利用している。

 Tesla V100モデルのサーバー仕様は、CPUがXeon E5-2623 v3×2、GPUがNVIDIA Tesla V100 for PCI-Express×1。メモリが128GB、ストレージがSSD 480GB×2(RAID 1)。グローバル回線は100Mbps(ベストエフォート、冗長構成)、ローカル回線は10Gbps(ベストエフォート、冗長構成)。標準OSはUbuntu 16.04(64bit)、カスタムOSはCentOS 7(64bit)/Ubuntu 16.04(64bit)。