さくらインターネット、ディープラーニング用GPUサーバーを1時間267円から利用可能に

　さくらインターネット株式会社は17日、大量の計算資源を高コストパフォーマンスで利用できるサービス「高火力コンピューティング」の1つとして、GPUサーバーを時間課金で利用できる「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」の提供を開始した。

　ディープラーニング用途に適した計算リソースとして、NVIDIA TITAN X（Maxwellアーキテクチャ）×4を搭載する「Quad GPU Maxwellモデル」を、1時間267円（税別）の従量課金で提供する。

　さらに、よりコストパフォーマンスの高いモデルとして、NVIDIA TITAN X（Pascalアーキテクチャ）×4を搭載する「Quad GPU Pascalモデル」を1時間294円（税別）で提供。精度やメモリ帯域幅および信頼性に優れた上位モデルとして、「Tesla P40モデル」を1時間349円（税別）、「Tesla P100モデル」を1時間357円（税別）で提供する。

時間課金の「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」提供料金および仕様

　さくらインターネットでは、機械学習に取り組む学生や研究者、学術・研究機関、スタートアップ、企業などが、形態や規模を問わず、GPUサーバーを用いたさまざまな計算用途に利用しやすいサービスになったと説明。時間課金の開始は、本格的なディープラーニングをはじめ、多様な挑戦への門戸を広く開き、後押しするもので、今後も「高火力コンピューティング」の取り組みを通じて顧客のイノベーションを支援していくとしている。