日本オラクル、Oracle Cloud InfrastructureでNVIDIA Tesla V100を提供

　日本オラクル株式会社は10日、クラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」において、NVIDIAのGPU「Tesla V100（16GB）」を実行するベアメタルコンピューティングインスタンスを提供開始すると発表した。この新インスタンスにより、HPCやAI、ディープラーニングなど、インフラに大きな負担がかかるワークロードを、迅速かつ高いコスト効率で実行できるとしている。

　Tesla V100は、最新のGPUアーキテクチャであるNVIDIA Voltaを採用した、データセンター／AI向けのGPU。オラクルでは今回、Tesla V100の16GB版を採用したベアメタルインスタンスを提供するほか、Tesla GPU向け仮想マシン（VM）サポートも提供する予定で、ユーザーはVMあたり1／2／4GPUのVMを実行できるようになるという。

　さらに今後は、Oracle Cloud Infrastructureにおいて、Tesla V100の32GB版を2018年中に提供する予定としている。

　あわせてオラクルは、GPU対応クラウド基盤であるNVIDIA GPU Cloud（NGC）も、Oracle Cloud Infrastructureにて制限付きで利用できるようにするとのこと。研究者やデータサイエンティストはNGCを利用することで、HPCやディープラーニング向けの広範なGPU最適化ソフトウェアにアクセスできるようになる。