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freeeがSalesforceとAPI連携、連携アプリ「freee for SFA」を提供開始

 freee株式会社は14日、「クラウド会計ソフト freee」について、株式会社セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド型の営業支援・顧客管理ソフト「Salesforce Sales Cloud(以下、Sales Cloud)」と請求データに関するAPI連携を行い、連携アプリ「freee for SFA」の提供を開始した。

 連携により、商談・請求書作成・個別債権管理・入金消込・仕訳入力・商談上での入金確認がシームレスに運用可能となる。Sales Cloudの取引先または商談から、会計ソフト freeeの請求書作成画面に遷移し、スムーズに請求書の作成が可能となる。また、会計ソフトfreeeでの入金情報も、Sales Cloudで確認できるようになる。

 これまで、経理担当が行っていた請求書発行と入金確認作業を、営業担当がSales Cloud上で行うことが可能になり、経理担当との請求・入金にかかるコミュニケーションが不要になる。また、Sales Cloud上に入金データが自動で反映されるため、営業担当は正確な売上分析がリアルタイムで可能になり、未入金督促の効率化になることから、売掛金の早期回収が実現し、キャッシュフローを改善するとしている。

 freeeでは、今回のAPI連携を皮切りに、ユーザーの業務改革を複数のクラウドサービスの組み合わせで実現する「クラウドインテグレーション」を今後加速していくと説明。ITシステムの導入コストに余裕がないスモールビジネスのバックオフィス業務においても、クラウドインテグレーションによる「働き方改革」を推進することで、スモールビジネスの生産性向上に貢献していくとしている。