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「クラウド会計ソフト freee」、上場を目指す企業などに向け内部統制・監査対応の新プラン

 freee株式会社は6日、「クラウド会計ソフト freee」において、新プラン「エンタープライズプラン」の提供を開始した。価格は個別見積もり。

 エンタープライズプランでは、内部統制報告制度に対応した業務フローを実現できる機能を追加。経済産業省より公表されている「システム管理基準追補版(財務報告に係るIT統制ガイダンス)追加付録」に準じて、必要な機能を搭載した。

 具体的には、仕訳承認履歴の表示および承認者指定による検索、ユーザー情報の更新履歴の確認、ユーザーの権限変更の確認履歴表示、ユーザーのすべての操作ログ取得、開始残高・期末残高更新履歴表示などの機能を追加。これにより、内部統制が必要な上場企業や、上場準備段階の企業などでも安心して使用できるとしている。

 また、エンタープライズプランでは、専用のサポートデスクの利用が可能。エンタープライズプランで提供する機能の操作方法に関するチャット・電話によるサポートのほか、別途有償で監査対応で必要な書類の提供や、監査人往査への対応なども行う。

 freeeでは、エンタープライズプランの提供により、会社を設立したてのユーザーから上場を目指す成長企業まで、あらゆる層のスモールビジネスに対応できるようになると説
明。内部統制が求められる成長フェーズの企業に対しても、クラウドによる効率化の価値を提供し、3年後には新規上場企業のうち約半数のシェア獲得を目指すとしている。