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国内システム管理ソフト市場は今後も堅調に成長、複雑化するシステム運用の最適化が目的
~IDC Japan調査・予測
2017年8月29日 06:00
IDC Japan株式会社は28日、2016年の国内システム管理ソフトウェア市場規模実績と、2021年までの予測を発表した。それによると、2016年における国内の同市場規模は、前年比4.6%増の3279億6900万円。2017年は同5.3%増、2016年~2021年の年間平均成長率(CAGR)は5.0%で、2021年には4179億円まで成長すると予測されている。
こうした成長の主な要因としてIDC Japanは、仮想化やクラウド化によるITシステムの複雑化に対応するため、ITリソースやパフォーマンスの監視、ログ分析といった、新たなシステム稼働監視ソフトウェアの導入企業が増えていることを挙げている。さらに、運用工数の削減や運用ミスの軽減を図る目的で、運用プロセス自動化ツールの導入も増えているとのこと。
また、複雑化するシステム運用の最適化を図るため、システムの可視化や運用の自動化に対するソフトウェアの投資が継続され、システム管理ソフトウェア市場は堅調な成長が続くと、IDC Japanでは分析している。
一方でベンダー別の売上額シェアを見ると、2016年は富士通がシェアトップを獲得した。2位以下は、日立、NEC、IBM、マイクロソフトの順となる。また、仮想化システム管理ソフトウェアを提供する6位のヴイエムウェアと、ログ分析ソフトウェアを提供する11位のスプランクが高い成長を遂げたとのこと。