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アライドテレシスとソフォス、SDN技術を用いたネットワークセキュリティソリューションを提供へ

 アライドテレシス株式会社とソフォス株式会社は29日、SDNによるネットワークセキュリティの強化ソリューションを提供することで合意したと発表した。アライドテレシスのSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」と、ソフォスの次世代ファイアウォール製品「Sophos XGシリーズ」、およびエンドポイントセキュリティと直接通信しあう新機能「Sophos Security Heartbeat」を連携させて提供する。

 ソフォスの次世代ファイアウォールであるSophos XG Firewallは、ユーザーやアプリケーション、ネットワークのポリシーを取り扱う単一のコンソールを備えており、標的型攻撃対策、暗号化、DLPといったセキュリティ機能、オンボックスレポート機能、ユーザー識別機能などが標準搭載されている。また、Security Heartbeatによってエンドポイントと自動連携し、ネットワーク単体での防御では実現できなかった、より包括的で効率的な脅威対策を実現できるという。

 一方、アライドテレシスのSESは、SDN/OpenFlow技術を用いて企業向けアプリケーションとネットワークを連携・連動させ、ネットワーク運用管理にかかる工数・コストの削減、およびセキュリティの強化を実現するソリューション。すでに企業向け人事システム、IT資産管理システム、ネットワーク脅威検知システムなどとの連携に対応している。

 今回はさらに、Sophos XGシリーズとの連携により、次世代ファイアウォール機能であるAdvanced Threat Protection機能や、Security Heartbeatなどによって検出・ブロックした被疑端末の通信を、エッジスイッチで遮断・隔離し、拡散防止を行う情報漏えい対策ソリューションを新たに提供するとのこと。

 両社では、7月までサービス提供することを目指し、共同で開発・検証などを行っていくとしている。