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NECフィールディング、SDN技術を用いたネットワークセキュリティ対策ソリューション

 NECフィールディング株式会社は、SDN技術を利用してネットワークのセキュリティ対策を行う「SDNセキュリティ連携ソリューション」を12月1日より提供開始する。

 このソリューションは、SDNの特長であるネットワークを柔軟に制御する機能を利用し、セキュリティ製品から検知したアラートをもとに、感染したクライアント端末をネットワークから自動的に隔離・遮断するソリューション。これにより、ネットワーク内での感染拡大を可能な限り抑制するという。

 SDN製品としては、大規模なネットワーク構成に適したNEC Programmable Flow対応の「UNIVERGE PFシリーズ」と、部分的に導入し徐々にスケールアップ可能なアライドテレシスの「Secure Enterprise SDN」対応製品を採用。利用環境にあわせた製品を提案する。

 セキュリティ製品としては、周囲と隔離された仮想環境でWebトラフィックを解析し脅威を検知するファイア・アイの「FireEye NXシリーズ」、ネットワークを監視して隠れた脅威を可視化・分析するトレンドマイクロの「Deep Discovery Inspector」、クライアント上のセキュリティ違反を検知するエムオーテックスの「LanScope Cat」、サイバー攻撃の検知と通信遮断を行うデル・ソフトウェアの「SonicWALL NSAシリーズ」など、さまざまなものと連携可能とのこと。

 またセキュリティインシデント発生時のオプションとして、24時間365日体制で電話での対応支援を行うほか、全国約400カ所のサービス拠点、約3600人のエンジニアを持つ保守拠点網を生かし、最寄りの拠点よりエンジニアが現地に駆け付けて調査・解析作業を行う「セキュリティインシデントサポートサービス」も組み合わせることが可能だ。

 価格例は、Secure Enterprise SDNとSonicWALLを連携した構成の場合、クライアント数が100台で900万円から、500台で1500万円から、1000台で2400万円から、2000台で3700万円から。