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アライドテレシスとエムオーテックスが提携、SDNソリューションとLanScope Catの連携を共同開発

 アライドテレシス株式会社とエムオーテックス株式会社は12日、SDN技術を用いてネットワーク運用管理の効率化とネットワークセキュリティの強化を図るソリューションを、共同で提供することに合意したと発表した。アライドテレシスのSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」と、エムオーテックスのネットワークセキュリティ統合管理ツール「LanScope Cat」を連携させて実現するという。

 アライドテレシスの「SES」は、SDN/OpenFlow技術を用いて、企業向けアプリケーションとネットワークを連携・連動させることにより、ネットワーク運用管理にかかる工数・コストの削減、およびセキュリティの強化を実現するソリューション。すでに企業向け人事システム、IT資産管理システム、ネットワーク脅威検知システムとの連携に対応しているが、今回、エムオーテックスのLanScope Catとの連携により、セキュリティ面の強化とIT関連の運用工数削減を両立させる、新しいソリューションを実現するとした。

 具体的には、LanScope Catが管理しているIT資産管理情報をもとに、ネットワークアクセス制御情報を自動設定する機能を提供する。ネットワーク利用時間や利用ロケーションを設定することも可能になるので、業務ネットワークへのアクセス制御設定の運用効率を向上させるとした。

 また、不正にIPアドレスやコンピューター名を変更する、業務時間外に操作を行う、不正なサーバーファイル操作やWeb閲覧を繰り返し行うなど、不正な操作を行っている端末を、設定した任意の時間に業務ネットワーク上より遮断できるようにする。

 両社では2016年内に、こうした機能・サービスの提供を目指し、共同開発と検証を行っていく予定だ。

石井 一志