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フリービットなど4社、LoRaWANを活用したIoTサービスの事業化に向けた実証実験「LoRaWAN検証パッケージ」を発表

 フリービット株式会社は22日、920MHz帯を利用した無線通信規格「LoRaWAN」の普及を推進する非営利団体のLoRa Allianceに加盟するとともに、株式会社グリーンハウス、株式会社スピーディア、トライポッドワークス株式会社と共同で、LoRaWANを活用したIoTサービスの事業化に向けた実証実験「LoRaWAN検証パッケージ」の実施を発表した。

 LoRaWANは、低消費電力で長距離通信を実現するLPWA(Low Power Wide Area:省電力広域)通信方式のひとつで、無線局免許が不要な周波数帯(920MHz帯)を利用した無線通信規格。省電力かつ長距離通信という特徴から、これまで無線通信の展開が難しかった場所や機器などのネットワーク化が可能となり、農業分野や輸送分野、ヘルスケア分野など幅広い分野におけるIoTサービスの展開とその加速化が期待されている。

 「LoRaWAN検証パッケージ」では、フリービット、グリーンハウス、スピーディア、トライポッドの4社がそれぞれ、ネットワークインフラ、クラウド環境、LoRaWANデバイス、無線局技術およびIoT開発プラットフォームなどを提供。IoTサービスの導入もしくは事業化を検討している顧客とともに、LoRaWANの有用性とそれを活用したIoTサービスの事業化を検証する。

 実証実験の第1弾としては、仙台を拠点とする株式会社舞台ファームにおいて、IoTを活用した農場管理の実証実験を行う。IoTの活用により、気温や照度、土中水分量など、農業において重要な各種データを、広大な農場に設置されたセンサー機器から収集し、可視化までを実現。IoTによる農場管理の有用性を検証する。実証期間は2017年4月~9月。

 フリービットはLPWAネットワークの構築、グリーンハウスはLoRaWAN通信モジュールおよびLoRaWAN基地局設備の提供、スピーディアはIoTクラウドサーバーシステムの提供、トライポッドはスマホ向けアプリケーション開発をそれぞれ担当する。

 4社では、実証実験を通じて、農業分野におけるIoTの有用性を検証するとともに、新たな価値を提供するIoTサービスの早期事業化を目指すとしている。