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NTTデータ、OSSの統合運用管理ソフト最新版「Hinemos Ver.6.0」を提供開始

 株式会社NTTデータは2日、オープンソースソフトウェア(OSS)の統合運用管理ソフト「Hinemos(ヒネモス)」について、新バージョンとなるVer.6.0の提供を開始した。

 最新版では、システムおよび接続機器が生成するすべてのデータの収集・蓄積に対応。サーバーリソースやアプリケーションログといった情報だけでなく、スマートフォンなど端末のGPS/バッテリー情報やセンサー情報など、情報の種別・用途を限定せず、収集・蓄積する機能を提供する。

 収集したデータは、Hinemos上での検索・可視化だけでなく、外部データベースやサービスへの連携も可能。ビッグデータ分析基盤やクラウドなどで提供される機械学習・AIなどのSaaSとの連携も容易になり、収集したデータの活用を効率的に実現する。

 Hinemosに蓄積した大量データは、1つの画面で、1つのサーバーだけでなく、複数のサーバー単位で表示することができ、障害発生やリソースの過不足などの傾向を一目で確認可能。過去のディスク使用率の傾向からディスク容量がフルとなる時期の将来予測など、簡易な予兆検知の機能も追加されており、障害予測に対する予防保全などの先手を打った運用が可能となる。

 また、これまでの各種インフラをコントロールする機能に加え、複数のシステム・部門をまたぐ運用プロセスを自動化するRunbook Automation機能を追加。たとえば、仮想化環境の仮想マシンのリソース増強や、障害発生時の対象サーバーからの情報収集などの定型処理といった、責任者への承認が必要な運用業務も、オペレーターからの1クリックで、承認から定型処理までのフロー制御と自動化を実現できる。

統合運用管理ソフト「Hinemos」機能概要