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サイボウズやネオジャパン、Supermicroが最新製品を展示 AWSはパートナーソリューションを紹介~クラウドEXPO 2016
(2016/5/13 10:12)
「情報セキュリティEXPO」「クラウドコンピューティングEXPO」などのIT専門展を併催する「Japan IT Week 春 2016」が13日まで開催されている。
ここでは、クラウドコンピューティングEXPOを中心に、展示会の2日目の模様をレポートする。
Supermicro、NVMeストレージ48個搭載のサーバーなど展示
サーバーやマザーボードのベンダーのスーパーマイクロ(Supemicro)社のブース(データセンター展)には、最新のサーバーが展示されている。
SSG-2028R-NR48Nは、2Uの筐体に2.5インチNVMeストレージを48個搭載するサーバー。ストレージサーバーなどを想定している。
また、SSG-6048R-E1CR60Nは、4Uの筐体に3.5インチディスクを60個搭載するサーバー。この2機種は、日本のイベントでは初公開となる。
SSG-K1048-RTは、イーサネット接続ハードディスクのSeagate Kineticを12個搭載する1Uサーバーだ。
SYS-6038R-TXRは、PCIe(PCI Express)x8を10スロット、PCIe x4を1スロット備えた2Uサーバー。ネットワークや映像関連の用途を想定。
SYS-1028GQ-TRTは、1UサイズにNVIDIAのTesla K80 GPUを4つまで搭載するサーバー。CADやGPGPUなどを想定する。また、SYS-6028UX-TR4は、2UでGPUを4つまで搭載するサーバーだ。
SYS-1028UX-CR-LL1は、Xeon CPUのオーバクロックを動作保証する1Uサーバー。金融などで利用されているという。ブースではOpenStackなどもデモしていた。
SYS-2028TP-HTRは、2Uに4ノードを格納しケーブルレスで接続するサーバーだ。
そのほか、スーパーコンピューターなどで使われるインターコネクト方式Intel Omni-Pathのスイッチ「SSH-C48Q」や、ホワイトボックススイッチ「SSE-X3648S/R」といったネットワーク製品も展示。サーバー管理ツールの「Supermicro Server Manager」「Super Doctor」、IPMI相当の部分で使われるRESTful API規格「Redfish」対応なども展示されている。
AWS、パートナー各社のソリューションを展示
AWSのブースでは、AWS自身のほか、パートナー各社のソリューションを展示している。今回は、機械学習にやAWS移行に関する展示がいくつか見られた。
また、プライム・ストラテジーは「KUSANAGI」を展示。チューニングされた高速なWordPress環境を提供し、Amazon Auroraや広域分散まで対応したフルマネージドサービスまで対応する。
サイボウズ、kintoneのパートナーソリューションなど展示
サイボウズのブースは、「CYBOZU FOREST CAFE」というテーマで、熱帯風に展示。業務用データベースアプリPaaS「kintone」のパートナーソリューションなどを中心に、テレワークまで、多様性を表現していた。
kintoneについては、ワークフローソリューションとしては、コラボスタイル社やオプロ社のソリューションを展示。kintoneに入力ソリューションを組み合わせたソリューションとしては、Sansanの名刺データをkintoneから利用するソリューションや、コクヨの手書き入力CamiAppからkintoneにデータ入力するソリューションを展示している。
また、セリフと動作、胸部に表示する画像をkintoneで入力してPepperをコントロールするM-SOLUTIONS社の「Smart at robo for Pepper」や、サイボウズスタートアップス社とソウルウェア社の帳票出力ソリューション、ジョイゾーとアールスリーインスティチュートのkintoneシステム開発ソリューションなども展示している。
そのほか、サイボウズOfficeやサイボウズガルーン、自社製品の社内での活用例なども展示されている。