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ALSI、エンジニアリングチェーンマネジメントソリューション「ECOAS製品化計画マネジメント」「ECOAS設計変更マネジメント」を提供

 アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は1日、ECM(エンジニアリングチェーンマネジメント)ソリューションの「ECOAS(エコーズ)製品化計画マネジメント」と「ECOAS設計変更マネジメント」を提供開始した。

 ALSIのECOASは、NTTデータ イントラマートの次世代システム基盤「intra-mart」を活用し、製品開発プロセスの改善を通じて、ものづくり全体の品質向上を支援するECMソリューション。上流から下流までのプロセスに必要な知見やノウハウを、必要なときに、必要な人が迅速にアクセスできる環境を整えることで、全社的なナレッジ活用促進をサポートする。

 ECOAS製品化計画マネジメントとECOAS設計変更マネジメントは、intra-mart上に構築されたECMのDXを推進するソリューション。既にリリース済みであるクレーム管理システム「ECOASクレームマネジメント」と共に、マニュアル運用よりサイロ化されたシステムを整流化し、フローの標準化により、情報リードタイムの短縮やフロー品質向上を実現し、シームレスにECMを支援する。また、蓄積されたデータをナレッジとして活用できるインターフェイスを用意し、導入した顧客のECMにおけるデータ利活用を加速させる。

システム構成図

 ECOAS製品化計画マネジメントは、製品化計画の立案から量産開始までのタスク・成果物・スケジュール・承認プロセスを管理するソリューション。

 タスクの進捗管理機能として、プロジェクトの各タスクの実行状況を追跡する機能や、タスクの開始日・期限・担当者・完了状況などを記録し、ガントチャートなどで視覚的に表示する機能を提供。

 承認フロー機能では、プロジェクト内のドキュメントや成果物を効果的に管理するために、複数段階の承認プロセスを設定する機能や、業務上のコンプライアンスを確保し、必要な承認をスムーズに得られるようにする機能を提供する。

 コミュニケーション機能では、プロジェクトチーム内での情報共有とコミュニケーションを強化するための機能を提供。メンバーは、チャット・コメント機能・掲示板などを通じて、リアルタイムで質問やフィードバックを行えるようになる。

 プロジェクトKPI管理機能では、プロジェクトの進行や成果を評価するための重要業績評価指標(KPI)を設定し管理する機能を提供。ドキュメント/成果物管理機能では、プロジェクトで生成されたドキュメントや成果物を一元的に管理する機能を提供し、最新の正確な情報を参照できるように促す。

 ECOAS設計変更マネジメントは、製品の仕様・価格などの変更に伴う指示や、複雑で多岐にわたる承認プロセスを管理するソリューション。

 図面やBOM(部品表)の変更に伴う管理プロセスをサポートする機能を提供し、変更リクエストの提出・影響分析・レビュー・承認といった一連のプロセスを可視化することで、プロジェクト全体の透明性を高め、関係者の認識を一致させられる。