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AIの「次のボトルネック」になる? データセンター接続で注目浴びるネットワーク

ネットワークはボトルネックになる?

 GPUはAIデータセンターに対して圧倒的に不足してきたが、ネットワークはどうなるのだろう?

 Yu氏は「ダークファイバーが十分ではない場合、クラウドサービスを提供する事業者にとってはそれが新しいボトルネックになる可能性がある」とコメントしている。

 Lumenの広報担当者はFierce Networkに対し、現在の設備では「なお未使用」の容量があり、予測可能な将来において需要に対応できる見通し、と回答している。同社は8月、将来の需要増加に備えて素材化学メーカーのCorningと提携し、米国の都市間光ファイバーネットワークを2倍以上拡張する計画も発表している。

 またLumenは、顧客に代わって新規に光ファイバールートを設置する計画で、そのための事業部を新たに設置したことも発表している。

 Fierce Networkは、「ダークファイバーが不足する可能性がどのぐらいあるのかを、読むことはできない」としながら、複数の専門家の見解から「多数のデータセンター事業者が今後1年間にデータセンターを倍増させることを検討しており、セカンダリマーケットへの注力も強まっている。ある程度の混乱は避けられない」と予想している。