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AT&Tの大型提携 5Gはクラウド事業者のチャンス

 AT&TがクラウドでMicrosoftとの大型提携を発表した。AT&TがMicrosoftのパブリッククラウドを活用し、MicrosoftはエッジコンピューティングサービスをAT&Tと共同で提供するという。またAT&Tは直前にIBMとビジネスアプリケーションのクラウド化での提携を発表している。5Gに向け、通信事業者向けのクラウドサービスが活発化している。

“パブリッククラウド・ファースト”目指すAT&T

 AT&TとMicrosoftの提携は複数年にわたるもので、金額は20億ドルとも言われている。AT&T CommunicationsのCEO、John Donovan氏は7月17日のLinkedInへの投稿で「MicrosoftのクラウドとAT&Tのネットワークを組み合わせる」と説明した。

 具体的には、MicrosoftはAT&Tの「ネットワーク以外のアプリケーション」の「優先クラウドプロバイダー」となり、MicrosoftはAT&Tのネットワーク機能にアクセスできる。AT&Tは既に5Gサービスを米国の一部地域で開始しており、2020年前半には全米をカバーする計画だ。

 また、約25万人のAT&T Communicationsの従業員は、MicrosoftのSaaSである「Microsoft 365」を使用する。これらは非ネットワークアプリケーションとはいえ、「パブリッククラウド・ファーストの企業になるというAT&Tの目標に向けて、重要な一歩となる」とDonovan氏は述べている。

 さらにMicrosoftとAT&Tは共同でエッジコンピューティング機能の設計、テスト、構築も行う。エッジは自動運転など一部のIoTのユースケース実現にあたって重要な技術となっている。

 なお、AT&TにとってMicrosoftとの提携は優先(preferred)ではあるが、排他的(exclusive)ではないという。