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企業でiPadを使おう! 続々登場する活用サービスまとめ


 クラウドの普及でさまざまなデータが雲の向こうに格納されるようになった。いまやGmailをはじめとするさまざまなデータに、ユーザーはロケーションフリーでアクセスできる。こうした状況に相性がいいのが、スマートフォンなどのモバイル端末だ。以前よりスマートフォン向けのサービスは多数登場してきたが、2010年5月にiPadが発売されると、スマートフォンよりも大きな画面でタッチ操作できるデバイスに注目が集まった。当初は一般消費者の利用が先行したが、PCよりも操作が直感的で起動にも時間がかからないタブレットPCは、次第に業務利用への扉を開くことになる。

 ここでは、2010年に発表されたiPadを活用した企業向け製品・サービスを一挙に紹介する。


iPadを使ったリモートアクセス・仮想デスクトップ

 iPadの業務利用で真っ先に思いつくのが、社内リソースを外出先から使う用途だ。シトリックスがXenDesktop/XenAppが使えるiPadアプリを無償提供したのをはじめ、VPNリモートアクセスソリューションや仮想デスクトップソリューションが各社から提供された。


SaaSやパッケージソフトも続々とiPadに対応

 SaaSやパッケージソフトもiPadへの対応が進んだ。主にはグループウェアやオンラインストレージだが、中には、インフォテリアのモバイルコンテンツ作成・配信プラットフォーム「Handbook」、エクスウェアのiPadを活用したクラウド型アンケートサービスなど、当初よりモバイル端末の利便性を念頭に開発された新サービスも登場した。


企業利用で重要なiPadセキュリティ

 一方、iPadの企業利用が進むと、問題となるのがセキュリティ。モバイル端末は外出先で利用されることが多いことから、リモートから端末を管理するサービスや、iPadに対応した検疫、認証製品が登場した。


iPadの大規模導入企業や導入支援サービスもちらほら

 もう1つ、企業でiPadを導入する際に考えなければいけないのが、社内ポリシーやコンプライアンスだ。業務フローが少なからず変化する中で、いかに効率よく企業内に浸透させていくか。こうした課題へのソリューションとして、iPadの導入支援サービスもちらほらと登場した。


(編集部)
2010/12/22 06:00