「FileMaker Pro」データベースにiPhone/iPadで接続可能に

　ファイルメーカー株式会社は21日、「FileMaker Pro」データベースをiPhone/iPadで利用可能とする「FileMaker Go for iPhone」「同 iPad」を発表した。FileMaker Proデータベースの閲覧、編集、検索をiPhone/iPadから簡単に行える。価格は同 iPhoneが2300円、同 iPadが4600円。iTunes App Storeからダウンロードできる。

　FileMaker Goでは、FileMaker Proで作成され、FileMaker ServerかFileMaker Proにホストされたデータベースへアクセスが可能。ユーザーは、ローカルワイヤレスネットワークや、Wi-Fi/3Gを経由したインターネットを介して、MacやPC上にあるデータベースにアクセスできる。もちろん、加えた変更はすべて、ホストされているファイルに即座に反映される。

　データの追加、修正、削除、検索といった基本的な操作から、レコードのソート、移動、新しいウインドウのオープン、レイアウトの切替などの操作も可能。一般的なFileMaker Proの機能の多くがFileMaker Goでもサポートされており、タブコントロール、クイック検索、Webビューワ、外部SQLデータソース機能、オブジェクト、ポータル、ほとんどのスクリプト、といった機能も利用できる。

　また、iPhone/iPodのインターフェイスに合わせて、必要に応じて自動的に縦向き/横向き画面に切り替わるほか、ジェスチャー操作を使ってレコードの検索・修正・ソートが可能で、ピンチ・スワイプ・ローテート・ズームといった直感的な操作でデータを管理できる。

　FileMaker Go for iPhone/iPadの利用には、FileMaker Proが必要。FileMaker Pro 7以降で作成されたデータベースと互換性がある。ただし、iPhoneではiOS 4、iPadではiOS 3.2が起動している必要がある。また、メニューは英語表記版のみ。