SCS、Google Appsと認証サービスを付与したiPadを一貫して提供


 住商情報システム株式会社(以下、SCS)は9日、株式会社ディーガイアと協力し、Google Appsと自社のクラウド統合認証サービスを付与したiPadを、端末手配を含めて一貫して提供するサービスを発表した。

 SCSは、Google Apps販売代理店かつ開発パートナーとして、導入支援から運用サポートまで、Google Appsにおけるトータルサービスを提供している。

 新サービスでは、iPadにあらかじめ「Google Apps Premier Edition」をセットし、住友商事の関連会社であるティーガイアの協力により、Google Appsと親和性の高いiPad端末を迅速に手配。加えて、独自の認証サービス「SCS CLIP IAS」を付与して提供する。

 SCS CLIP IASは、クラウドサービスやWebシステムの認証を強化するSaaS型サービス。PKIと同等の暗号鍵認証を実現しつつ、ユーザー側では従来と変わらないID・パスワード方式で操作できる。パスワードはネットワーク上に流さず鍵の起動にのみ利用するため、強固な認証が可能。

 普段と異なる端末やロケーションからアクセス要求が行われた場合、正しいID・パスワードが入力されたとしても、自動でリスクのレベルを判断し、「秘密の質問」や「ワンタイムパスワード」を追加するといったリスクベースの認証を実現する。

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(川島 弘之)
2010/8/9 12:26