週刊データセンターWatch:

「Stargate」計画で新設する米国内データセンター5カ所をソフトバンクグループら3社が発表
2025年10月28日 06:00
ソフトバンクグループ株式会社、OpenAI、Oracleの3社は、AIインフラストラクチャープラットフォーム「Stargate」の構築に向けて、米国内で5つのAIデータセンターを新たに設立すると発表した。この追加により、投資規模は既存施設と合わせて3年間で4000億ドル、電力規模は7GWに達するとしている。
新設拠点のうち3施設は、OpenAIとOracle間で7月に合意された内容に基づくもの。具体的な計画地はテキサス州シャックルフォード郡、ニューメキシコ州ドニャアナ郡、中西部(近日、正式発表予定)。
残る2つはソフトバンクグループとOpenAIのパートナーシップによって開発される。オハイオ州ローズタウンの施設は建設が進んでおり、来年2026年の稼働が予定されている。もう1カ所のテキサス州ミラム郡の施設は、短期間で建設可能なデータセンター向け電力インフラを手がける、SBエナジーが開発に参画する。
Stargateを巡っては2025年1月、総額5000億ドル・10GW規模の投資を行うとのコミットメントが示された。以来、30以上の州から300件に渡る提案を受けたとしており、厳格な選定を実施。今回の5施設の発表はその第1弾という。なお2025年内には5000億ドル投資コミットメントの達成が見込まれている。