SB C&S、Dockerとディストリビューター契約を締結

　SB C&S株式会社は16日、米Dockerとディストリビューター契約を締結したと発表した。SB C&Sはこれまで販売パートナーとともにDockerの販売を推進してきたが、今回の契約締結により認定ディストリビューターとして引き続き取り扱うとしている。

　Dockerは、アプリケーションの開発からテスト、開発したシステムのデプロイ（実際の利用環境への公開）、実行に至るまでの一連のライフサイクルを一貫してサポートする、業界標準のコンテナ型仮想化プラットフォーム。OSに依存しない軽量かつ高速な実行環境を提供し、開発効率の向上や運用自動化、セキュリティの確保など、開発・運用現場のさまざまな課題解決を支援する。

　SB C&Sでは、Dockerをセキュアかつ効率的に導入・運用できる法人向けサブスクリプションプラン「Docker Business」を提供する。Docker Businessは、統合開発ツールDocker Desktopの管理機能が強化されており、組織内でコンテナイメージを共有するクラウドサービスDocker Hubのリポジトリ機能やセキュリティ設定を一元管理できる。さらに、ユーザー管理、セキュリティポリシー適用、SSO（シングルサインオン）対応といった機能により、組織全体での統制と生産性向上を両立する開発基盤を提供する。

　SB C&Sは、ITディストリビューターとしての強みを生かし、Dockerの導入拡大を推進していく。また、製品情報が一元化され、迅速に情報を入手できる「IT-EXchange」や、DevOpsに関する製品情報や実践事例、イベント案内などの情報発信サイト「DevOps Hub」といったSB C&Sが提供するサービスを通して、全国約1万5000社の販売パートナーをサポートするとしている。