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ブレインパッド、企業のデータ/AI活用を担う人材の発掘・育成から組織文化の醸成までを支援するサービスを提供
2025年12月17日 12:08
株式会社ブレインパッドは16日、企業のデータ/AI活用を担う人材の発掘・育成から、データ/AIを活用する組織文化の醸成までを支援する新サービス「BrainPad Data Talent Experience Service」を2026年1月に提供開始すると発表した。
BrainPad Data Talent Experience Serviceは、従来の人材育成/研修サービスの提供やデータ分析の受託ではなく、ブレインパッド自身が創業以来培ってきた「自律的なデータ/AI活用組織」の運営ノウハウそのものを顧客企業に移植し、社員がデータ/AI活用を通じて「データタレント」として「良質な体験」を生むための組織変革を支援する。
ブレインパッドは、多くの企業で生成AIやデータ分析基盤の導入が進んだが、多くの現場では「導入意義には総論として賛成」であっても、いざ実務となると「慣れ親しんだやり方」への固執から、結局元のプロセスに戻ってしまう「組織の慣性(元に戻ろうとする力)」が発生しており、これがDX停滞の大きな要因だと指摘する。
従来の「ツールを導入する」というアプローチでは、この慣性を解消できず、成功のためには、企業における日々の活動自体をAI前提に再設計し、組織のOS(行動様式・文化)そのものに「組み込む」ことにより、構造的に不可逆にすることが不可欠だとしている。
新サービスのBrainPad Data Talent Experience Serviceは、組織全体を「データタレント(ビジネスの現場でデータやAIを活用し、価値を生み出す人材)」が活躍できる環境へと変革するために、従来の「研修サービス」の枠を超えるサービスとして開発した。
データサイエンティストやAI活用人材の「採用」支援から始まり、データやAIで具体的に何をするのかの「テーマ」を明確化した上で進める「OJT・育成」、専門人材に適した「評価・キャリア形成」、自律的にデータ/AI活用が進む「文化醸成」まで、企業のフェーズに合わせた伴走支援を行う。
研修などの単発的な支援だけではなく、ブレインパッドが自社のデータタレント組織を構築・運営する中で培ってきたノウハウをもとに、「採用した人材が育たない」などの課題を解消する。
DX/分析テーマを顧客社員と共に創出する「テーマ探索ワークショップ」や、壁打ち・相談相手となる「伴走支援」を提供することで、「何を分析すれば良いかわからない」という状態からの脱却を支援し、研修で得た知識を即座にビジネス成果へと変換するプロセスを提供する。
特定の専門人材だけでなく、組織全体にAI/データ活用の熱意を伝播させるための「文化醸成」をメニュー化(勉強会・セミナー、コンペ、コミュニティ形成など)し、「息をするようにデータ/AIを使う」組織風土の構築をサポートする。
