週刊データセンターWatch:

アット東京とユニアデックスが協業、仮想アプライアンスサービス提供へ

 株式会社アット東京はユニアデックス株式会社と協業し、ネットワーク仮想アプライアンスサービス「ATBeX NFVサービス」を2022年11月から提供すると発表した。SD-WAN、ルータ、ファイアウォールの各機能を物理機器の調達なく利用できる。

「ATBeX NFVサービス」のサービス概要

 クラウドサービスの利用やリモートワークの普及により、社内システム管理者のトラフィック管理業務負担はより増大している。こうした問題の軽減のため、ネットワークのトラフィック制御・一元管理に適したSD-WANの需要が高まっており、ネットワーク相互接続サービス「ATBeX」を提供するアット東京としても、より本格的なNFV(Network Functions Virtualization)サービスの提供を計画するに至ったという。

 新サービスの提供にあたっては、フルマネージド型クラウドサービス「U-Cloud」を手がけるユニアデックスと協力。各機能は仮想アプライアンスとして利用でき、ユーザー自身で自由に設定・運用ができる。またクラウドへの閉域接続も容易としている。

 仮想アプライアンス製品のライセンスは、一括購入か、ユーザー自身によるライセンス持ち込み(BYOL)に対応。なおサービス開始当初は、シスコシステムズ合同会社製品の利用可能で、順次ベンダーを拡張する予定だ。