週刊データセンターWatch:

エクイニクス、国内2拠点目となるハイパースケーラー向けデータセンターの運用を開始

 エクイニクスは、日本国内では2拠点目となるハイパースケーラー向けデータセンター「OS2x」の運用を開始した。また2021年3月より稼働中の「TY12x」では、開発の第2フェーズが完了し、約3200平方メートル規模のコロケーションスペース提供が可能になったことが合わせて発表された。

エクイニクスの「OS2x」

 エクイニクスでは、AmazonやMicrosoftに代表される国際規模のクラウドサービスプロバイダー、いわゆる「ハイパースケーラー」向けのデータセンター事業にも近年は注力。「xScale」のブランドを冠した大規模データセンターを全世界34拠点で建造するとしている。今回新設された「OS2x」は、こうした国際拠点のうちの1つ。

 「OS2x」は大阪エリアに立地。第1フェーズではまず約3200平方メートルのコロケーションスペース、10MWの電力を供給する。最終フェーズ完成時は4900平方メートル、14MWにまで拡張される予定。

 対して「TY12x」は首都圏エリアの施設で、エクイニクスとしてはアジア初のハイパースケーラー向けデータセンターにあたる。今回は第2フェーズの完了発表がなされたが、なおも拡張は続けられ、最終フェーズでは約17300平方メートルのコロケーションスペース、54MWの電力供給体制を整えるとしている。