週刊データセンターWatch:

NTTスマートコネクト、2022年4月に「曽根崎データセンター(仮称)」を開設

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社は、大阪市に新しいデータセンターを開設すると発表した。名称は「曽根崎データセンター(仮称)」で、2022年4月より稼働予定。

「曽根崎データセンター(仮称)」の完成イメージ図

 大阪市に本社を構えるNTTスマートコネクトでは、同市内の堂島・北浜・日本橋エリアで合計6つのデータセンターを運用している。またセンター群は西日本エリアでも最大級のIX(インターネットエクスチェンジ)でもあるという。

 2020年からのコロナ禍を受け、動画配信の利用増などに伴うかたちでトラフィックが急増。2021年5月には日本橋データセンターを稼働させたばかりだが、今後も5Gや自動運転などの発展が期待されることから、新データセンターの着工に至ったとしている。

 「曽根崎データセンター(仮称)」は、堂島エリアに近接。ハウジングルーム面積は約2190m平方メートルの予定だが、将来的に最大で3650平方メートルまで拡大する計画としている。同様に電力量についても、当初は6メガワットだが最大10メガワットまで増やす。

 また立地を活かし、堂島・北浜・日本橋データセンターとの相互接続もサポートする。各センター間はとう道(洞道)による直結かつ冗長構成とし、信頼性・セキュリティ性を高めている。

 施設は震度6強の地震に耐える免震構造を採用した。また停電への対応として、自家発電による72時間連続無給油運転が可能。