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EDB Postgres対応のDB開発支援ツール「SI Object Browser for Postgres 2.1」

 株式会社システムインテグレータは12日、PostgreSQLおよび米EnterpriseDB「EDB Postgresに対応したデータベース開発支援ツールの新版「SI Object Browser for Postgres V2.1」を、4月22日より提供開始すると発表した。同日より、同製品の総販売代理店を務める株式会社アシストが販売開始する。

 1997年にOracle Databaseの開発支援ツールとして国内でリリースされた「SI Object Browserシリーズ」は、その後SQL ServerやDB2、HiRDB、Symfowareなどの商用データベースに順次対応。今回は、顧客から多くの要望が寄せられていたというEDB Postgresに対応し、「SI Object Browser for Postgres V2.1」として提供する。

 今回の新版では、新たにEDB Postgres/PostgreSQL 9.5に対応したほか、EDB PostgresおよびPostgreSQLデータベースに直接接続し、テーブルやビューなどの各種オブジェクトの作成、テーブルデータの編集、ストアドプログラムの作成・実行など、データベースにかかわるすべての操作をGUIで実行可能。ほかの商用データベースと同様、EDB Postgresを採用した場合の開発生産性を飛躍的に向上させるという。

 具体的には、ストアドプロシージャ/パッケージの一覧表示・コンパイル・実行や、「シノニム」オブジェクトの一覧表示・作成、外部データベースのテーブルへのアクセスを可能にする「データベースリンク」の一覧表示・作成などを行うことができる。

 「SI Object Browser for Postgres」の価格(以下、すべて税別)は、1クライアントライセンスの場合、ダウンロード版が4万3000円、メディア版が4万6500円、保守価格(2年間、任意)が1万8600円、5クライアントライセンスの場合、ダウンロード版が11万5000円、メディア版が11万8500円、保守価格(2年間、任意)が4万7400円など。

 なおアシストでは、自社からEDB Postgresのサブスクリプションを購入したユーザー、あるいはPostgreSQLのプロダクトサポート・サービスを契約したユーザーに対し、契約数に応じた「SI Object Browser for Postgres V2.1」のクライアントライセンスを無償で提供する。

 クライアントライセンスが一定数付与される。例えば、「PostgreSQLサーバ契約」では1ライセンス、「PostgreSQLサイト5契約」では2ライセンス、「PostgreSQLサイト25契約」では10ライセンスを提供。EDB Postgresでは、導入物理サーバー台数ごとに1クライアントを無償提供するとした。

石井 一志