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DB開発支援ツール「SI Object Browser for Postgres 2.0」、PostgreSQL 9.4の新機能にも対応

 株式会社システムインテグレータと株式会社アシストは24日、PostgreSQL、および米EnterpriseDBのPostgres Plusに対応したデータベース開発支援ツール「SI Object Browser for Postgres」において、新版「同 2.0」をリリースしたと発表した。同日より、総販売代理店のアシストが販売を開始する。

 SI Object Browser for Postgresは、PostgreSQL、Postgres Plusに直接接続し、テーブルやビューなどの各種オブジェクト作成、テーブルデータの編集、ストアドプログラムの作成など、データベースにかかわるすべての操作をGUIで行える製品。純正の開発支援ツールを上回る機能を備えているとのことで、例えば、テスト用に数十万件のデータを自動で作成できる「テストデータ自動生成」機能、テーブル定義書などの各種ドキュメントを出力する機能を利用できるとした。

 今回の新版では、PostgreSQL 9.0以降で大幅に強化された情報活用向け機能「マテリアライズド・ビュー」や「パーティション表」などに対応。さまざまなワークロードのアプリケーション開発で生産性向上を図れるという。

 また、最新のPostgreSQL 9.4に対応したALTER SYSTEMコマンド、CHECKオプション付き更新ビュー、集約関数などや、SI Object Browserの独自機能として、旧バージョンで接続していたデータベースの接続情報を取り込める「DB接続情報取り込み機能」が追加された。これによって、バージョンアップが容易に行えるようになったとのこと。

 なお、アシスト提供のプロダクトサポートサービス採用時には、クライアントライセンスが一定数付与される。例えば、「PostgreSQLサーバ契約」では1ライセンス、「PostgreSQLサイト5契約」では2ライセンス、「PostgreSQLサイト25契約」では10ライセンス、Postgres Plus Advanced Serverはサーバー台数ごとに1ライセンスが付与されるとのこと。

 また製品購入時の価格(すべて税別)は、ボリュームディスカウントが設定されており、ライセンス数によって異なるが、例として1ライセンスの場合、メディア販売時が4万6500円、ダウンロード販売時が4万3000円で、保守(2年間、任意)は1万8600円。5ライセンスの場合は、メディア販売時が16万6500円、ダウンロード販売時が16万3000円、保守価格(2年間、任意)は6万6600円となる。

石井 一志