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EDB Postgres 9.6対応のDB開発支援ツール「SI Object Browser for Postgres 3.0」

 株式会社システムインテグレータは、PostgreSQL向けのデータベース開発支援ツール「SI Object Browser for Postgres Ver.3.0」を6月1日より提供すると発表した。販売代理店のアシストでは、同製品を5月16日より販売開始する。

 SI Object Browserシリーズは、1997年にOracle Databaseの開発支援ツールとして国内でリリースされた後、SQL ServerやDB2、HiRDB、Symfowareなどの商用データベースに順次対応しており、2016年4月からはPostgreSQL、およびPostgreSQLをエンジンとして利用する米EnterpriseDBのデータベース製品「EDB Postgres」にも対応し、SI Object Browser for Postgresをラインアップに追加している。

 このSI Object Browser for Postgresを利用すると、EDB PostgresおよびPostgreSQLデータベースに直接接続し、テーブルやビューなどの各種オブジェクトの作成、テーブルデータの編集、ストアドプログラムの作成・実行など、データベースにかかわるすべての操作をGUIで行えるという。

 今回の新版では、EDB Postgresの最新版であるEDB Postgres 9.6を正式サポート。また、テーブル画面に「行ポリシー」タブが新設され、行セキュリティポリシーの有効/無効を設定できるようにしたほか、テーブル画面の「領域情報」タブにおいて、当該テーブルのWAL設定を表示するよう変更した。

テーブル画面の行ポリシータブ
テーブル画面の領域情報タブ

 さらにインデックス画面でBRINの作成を行えるように変更し、インデックス画面ではB-tree/HASH/BRINの3種類のインデックスを作成できるようにしている。

 対応バージョンはEDB Postgres 9.2~9.6、PostgreSQL 9.2~9.6。

 SI Object Browser for Postgres Ver.3.0のクライアントライセンス価格は、メディア販売とダウンロード販売で価格が異なり、例えば1ライセンスでは、それぞれ4万6500円、4万3000円。保守費用はいずれの場合も2年で1万8600円となる。

 なおアシストでは、同社が提供するEDB Postgresサブスクリプション、PostgreSQLのプロダクトサポート・サービスの契約ユーザーに対し、契約数に応じて規定のクライアントライセンス数を無償で提供するとのこと。