米Microsoft、C#やNode.jsをクラウドサイドで動かす「Azure Functions」

　米国サンフランシスコで開催されている米Microsoftの開発者向けカンファレンス「Build 2016」において、ユーザーが開発したC#、Node.jsプログラムを動かす「Azure Functions」が発表された。2014年にAmazon Web Services（AWS）が発表したLambdaのMicrosoft Azure版といえる。

　Azure Functionsでは、ユーザーが動作環境を設定した仮想マシン（VM）をMicrosoft Azure上に用意するのではなく、Microsoft側で事前に動作環境を用意している。このため開発者は、コードをAzure Functionsにアップロードすればすぐにサービスを提供することができる。

　また、Azure Functions側が自動的にVMをスケールしてくれるため、開発者はクラウド側のVMの管理などを考えなくてもいい。料金もVMの動作時間ではなく、Azure Functionsで動かすプログラムの実行単位で支払うことになる。

　なおAzure Functionsはオープンソース化されているため、さまざまなプラットフォーム上動かすことができるとのことだ。