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NTT Comの企業向け内線電話「メンバーズネット」、「Arcstar IP Voice」との接続に対応

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、企業向け内線電話サービス「メンバーズネット」のアクセスサービスとして、企業向け外線IP電話サービス「Arcstar IP Voice」を、7月31日より追加すると発表した。

 「メンバーズネット」は、仮想的な専用網上に企業内音声ネットワーク(内線グループ)を構築し、内線番号による拠点間の通信を実現するサービス。従来は、NTT東日本/西日本の加入電話やISDN、NTT Comの「ひかりライン」のユーザー向けに提供してきたが、今回より、Arcstar IP Voiceのユーザーにも提供を開始する。

 「メンバーズネット」では、同一のネットワーク上で外線サービスと内線サービスを利用できるため、ネットワークの導入、運用コストの削減が可能。また、Arcstar IP Voiceを利用している拠点と、利用していない拠点(NTT東日本/西日本の加入電話やISDN、NTT Comのひかりラインを利用している拠点)が混在していても、「メンバーズネット」の同一グループとして内線サービスを利用できる。このため、利用中の内線番号を変更することなく、段階的に音声内線ネットワークのIP化を行っていけるという。

 なおArcstar IP Voiceは、アクセス回線としてNTT Comの企業向けVPN「Arcstar Universal One」を利用できるので、すでに同サービスを利用している場合は、Arcstar IP Voiceとあわせて「メンバーズネット」を契約すると、データ通信と音声通信を同一のネットワークで利用可能になり、内線通話の無料化と、安価な外線通話料による通信コストの削減を行えるとした。

石井 一志