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キヤノンMJ、ネットワークカメラ管理クラウドサービス「VisualStage Type-Basic」を7月1日開始

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は、ネットワークカメラ向けのクラウドサービス「VisualStage Type-Basic」を7月1日に開始する。

サービス概要図

 キヤノンMJでは、株式会社アロバとの間でネットワーク監視カメラソフトウェアの販売代理店契約を締結。これにより、アロバ製品をベースとしたクラウド型録画サービス「VisualStage Type-Basic」を提供する。

 「VisualStage Type-Basic」は、ネットワークカメラで撮影した映像を録画し、データセンター内のクラウドサービスで管理したり、ネットワークカメラのライブ映像や録画映像を再生できるサービス。アロバが採用している二重鍵暗号化方式により、データが漏えいしても復号化鍵がないと録画データを再生できないなど、高度なセキュリティ対策を施している。

ライブ映像の再生イメージ
録画再生イメージ

 カメラ1台あたりのサービス費用(税別)は、標準サービスVGA録画(フレームレート1fps)の場合、保存期間7日間で月額3980円、15日間で月額5000円、30日間で月額6000円。ライブモニタリング再生は月額1200円。別途アカウント登録などの初期設定費用として1社あたり1万円(税別)が必要。また、フレームレート3fps、5fps、高画質サービス1.3M録画などのメニューも用意される。

 キヤノンMJでは今後、大手中堅企業における画像解析・マーケティング分析を主な用途とするクラウドサービスや、金融機関や公共インフラにおける警備・監視を主な用途とするクラウドサービスなどを順次市場投入していく計画。キヤノンMJグループではネットワークカメラを中核とするNVS(ネットワークビジュアルソリューション)事業全体で、2017年に売上高100億円を目指す。

三柳 英樹