ニュース

キヤノンMJ、クラウド映像解析技術とネットワークカメラにより密集回避を支援する「AI密集アラート」を提供

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は16日、公共施設や店舗において、キヤノンのクラウド映像解析技術とネットワークカメラを活用し、密集回避を支援する「AI密集アラート」を4月下旬から提供すると発表した。

 キヤノンMJでは、新型コロナウイルス感染症に対する感染拡大防止対策として、多くの人が集まる施設や店舗においては、これまで以上に密集を避ける取り組みの強化が急務になっていると説明。こうした課題に対し、キヤノン独自のクラウド映像解析技術とネットワークカメラを活用し、公共施設や店舗に加え、オフィス、医療施設などの混雑状況を可視化するとともに、メール通知することで密集回避を支援するAI密集アラートを提供する。

 AI密集アラートは、ネットワークカメラで撮影した対象エリアの混雑状況を、施設運営者にリアルタイムにメールで通知することで、施設利用者を誘導するなど迅速な密集回避策の実施を可能にする。さらに、タブレットからサイネージ表示することで、施設利用者に対して混雑時間を避けた来場を促し、密集回避を促進する。

混雑状況通知イメージ

 サービスは、ネットワークカメラのクラウド型録画サービス「VisualStage Type-S」のオプションとして提供。キヤノン独自の映像解析技術により、小規模から千人程度の大規模施設まで対応。さらにクラウドサービスのため、初期費用を抑えながら設置から稼働までの時間を短縮でき、手軽かつ迅速に環境を整備できる。

 サービスの価格は月額3980円(税別)。利用には別途、VisualStage Type-Sの加入が必要。また、提供開始と同時に、新型コロナウイルス感染症対策支援を目的として、月額利用料金を最長2カ月間無償とするキャンペーンを実施する。

 キヤノンMJは、コロナ禍におけるオフィスの密集回避や、非接触の遠隔業務支援、医療機関向け遠隔モニタリングなど、感染拡大防止対策を支援するソリューションを提供してきており、今回サービスも含め、今後もニューノーマル時代の施設運営をサポートしていくとしている。

構成イメージ