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キヤノン、業務用ネットワークカメラ新製品8機種、高圧縮率と高画質を両立
（2014/10/30 13:19）
キヤノンは、ネットワークカメラ「WebView Livescope」の新製品として、フルHD（2.1メガピクセル）対応の「VB-H」シリーズ4機種と、1.3メガピクセル対応の「VB-M」シリーズ4機種を10月31日に発売する。
フルHDモデルのラインナップと標準価格は、光学20倍ズームレンズとパン・チルト機構を備えた「VB-H43」が25万8000円、固定ドーム型で耐衝撃モデルの「VB-H630VE」が19万8000円、固定ドーム型の「VB-H630D」が15万8000円、固定箱型の「VB-H730F」が15万8000円。
1.3メガピクセルモデルのラインナップと標準価格は、光学20倍ズームレンズとパン・チルト機構を備えた「VB-M42」が21万8000円、固定ドーム型で耐衝撃モデルの「VB-M620VE」が15万8000円、固定ドーム型の「VB-M620D」が11万8000円、固定箱型の「VB-M720F」が12万8000円。
パン・チルト機構を備える「VB-H43」「VB-M42」ではF1.6の光学20倍ズームレンズ、その他のモデルではF1.2の広角111.0度（VB-H730FとVB-M720Fは112.6度）ズームレンズを搭載。キヤノンの業務用ビデオカメラなどに搭載されている映像エンジン「DIGIC DV III」を採用し、暗い場所でも撮影を可能とした。
新機能としては、H.264のエンコーダーに高圧縮アルゴリズムを採用することで、従来機種に比べて映像のデータ量を30％程度低減した。
また、逆光下で人物の部分だけを補正する「スマートシェード補正（SSC）」について、環境の明るさに対応して自動で補正強度を調整する「オートSSC」機能を追加。画面中で特定の対象物がなくなった場合に警告を行う「持ち去り検知」機能については、自動で概形を認識・設定できる簡単設定機能を追加した。
パン・チルト機構を備える「VB-H43」「VB-M42」では、ズーム比率に応じてパン・チルトの移動量を制御する機能を搭載。広角時にはパン・チルトの速度を速く、望遠時には遅くすることで、被写体を見失うことなく滑らかに映像を移動させることを可能にした。