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インテック、広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」の関西地域での展開を強化

 株式会社インテックは16日、広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」の関西地域への対応を強化すると発表した。具体的には、データ・バックアップサービス「EINS/BRS」において、関西地区での提供を1月より開始。また、すでにサービスを提供している仮想サーバー基盤「EINS/SPS」についても、関西地域でのハードウェアリソースを増強したという。

 「EINS WAVE」は、首都圏、北陸、関西の3地域にあるデータセンターをネットワークで接続し、二重化した運用管理体制のもとで、1つの全国規模の広域仮想クラウド基盤として利用できるサービス。その1つである「EINS/BRS」は、遠隔地でのデータバックアップを行うもので、関西地域での提供開始により、特に西日本地域のユーザーにおけるデータバックアップの利便性が向上する。また首都圏や北陸地域のユーザーについても、関西地域での遠隔バックアップを行えるようになるとのこと。

 一方、仮想化したサーバーリソースを提供する「EINS/SPS」では、2012年10月に開業したインテックの「大阪第2DC」の設備を、最新機能を備えたものに更改した。これによって、首都圏、北陸、関西の3地域で同一のメニューで提供できるようになったため、ユーザーは3地域を組み合わせたBCP(事業継続計画)環境の構築において、選択肢を増やすことができたとしている。

(石井 一志)