NTTデータ、地図情報コンテンツと業務データをマッピングできる顧客管理クラウドサービス


 株式会社NTTデータは6日、地図情報コンテンツと業務アプリケーションを連携させる「BizXaaS MaP」の1メニューとして、金融/インフラ業界などに向けたクラウド型顧客管理サービス「BizXaaS 顧客管理」を同日より提供開始すると発表した。

 BizXaaS顧客管理は、企業の顧客対応を管理するためのSaaS型アプリケーション。顧客情報、契約情報といった業務データを、住宅地図、企業情報、電話帳データなどの地図情報コンテンツと重ね合わせて集約できるほか、営業ステータスなど、顧客情報の登録内容に応じて地図上で塗り分け表示を行え、視覚的な情報把握を可能にしている点が最大の特徴という。

 また社内PCからの利用に加えて、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスからの利用をサポート。外出先で業務データの登録・参照を行ったり、地図情報コンテンツを参照したりといったことが可能になるため、迅速な顧客対応や、空き時間での活動報告など、効率的な業務遂行を支援できるとしている。

 なお顧客情報は、基本情報の下位に並列で契約情報・営業情報が存在する2層構造で構成され、各情報単位に参照、更新・削除の権限を設けられるので、ユーザー企業の業務にあわせたセキュアな情報管理を行えるとのこと。さらに、端末に情報を残さないクラウドサービスでの提供となることから、外出先に持参した印刷物の紛失といったセキュリティリスクも低減可能だ。

 NTTデータでは今後も、BizXaaS MaPに特定業務向けメニューを追加する予定で、特定業務向けメニュー全体では、2015年度までに累計5億円の売り上げを目指す。


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(石井 一志)
2012/9/6 15:52