ネットワールド、日本語環境にも対応したVDI環境向けベンチマークソフト「Login VSI Pro」


 株式会社ネットワールドは2日、オランダLogin VSI B.V.の仮想環境向けベンチマークツール「Login VSI Pro」を、同日より販売開始すると発表した。

 「Login VSI」は、Login VSI社が開発しているVDI(仮想デスクトップ)およびSBC(サーバーベースコンピューティング)環境向けのベンチマークツール。Login VSIを搭載したWindowsサーバーから、エージェントソフトをインストールした測定対象のVDI/SBCサーバーに対して負荷をかけ、そのレスポンスタイムなどを解析・評価することができる。ユーザーは、測定した環境で、快適に使える最大ユーザー数やセッション数の値を測定できるため、実際にVDI/SBCを導入するためのサイジングに生かせるとのこと。

 ネットワールドでは、7月に同社と販売代理店契約を締結した後、8月より英語環境向けの無償版を提供してきたが、今回提供するLogin VSI Proはこの有償版で、日本語環境にも対応する。

 価格は、使用可能期間(6/12/24カ月)とユーザーワークロード(負荷をかける対象ユーザー)によって異なるが、最小ライセンスとなる6カ月間、500ユーザーワークロードでは98万円(税別)から。

 また今回はあわせて、ネットアップやシスコの製品を組み合わせたクラウド・仮想化ソリューション「FlexPod」をベースに、VDIソフトの「VMware View」、VDI監視ツール「Stratusphere UX」、Login VSI Proなどを組み合わせた「Networld VDX」も発表された。

 このソリューションでは、VDIに必要なすべてのハード/ソフトが検証済み・サイジング済みの状態で提供されるため、短期にVDI環境を導入可能なほか、導入後も、ベンチマークツールや監視ツールにより最適な環境を維持できる点が特長だ。

 今回、第1弾としては中・大規模向けに、500デスクトップの同時起動・同時ログイン・同時利用が可能な「Networld VDX for 500VDI」をラインアップした。物理PCと同じ環境をVDIで構成でき、ユーザーごとに個別のデスクトップを提供するパーシステント形式を採用しており、基本構成の「Professional Edition」と、I/O仮想化も可能な「Premium Edition」の2形態で提供する。価格は、1デスクトップあたり約14万円からとなる予定で、年内の発売を計画している。

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