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ネットワールド、検証済みのVDI環境構築パッケージ「Networld VDX」に1000デスクトップモデルを追加

EMCのストレージも選択可能に

 株式会社ネットワールドは25日、VDI(仮想デスクトップ)環境を構築するオールインワンパッケージ「Networld VDX」において、1000デスクトップを同時利用可能な新モデル「Networld VDX for 1000 VDI」を追加すると発表した。販売を同日より開始する。

 Networld VDXは、サーバー、ストレージといったハードウェアと、VDIソフトの「VMware View」、VDI高速化ツール「Atlantis ILIO」、VDI監視ツール「Stratusphere UX」、プロファイル管理ツール「ProfileUnity」、ベンチマークツール「Login VSI Pro」などを組み合わせた、検証済みのVDIソリューション。500デスクトップの同時利用が可能な「Networld VDX for 500 VDI」が提供されている。

 特徴は、LoginVSI Proにより、500デスクトップの同時起動・利用が可能なこと(500デスクトップモデルの場合)を実機にて検証している点で、従来多くの時間を要していたサイジングや設計、パフォーマンス検証を不要にし、早期導入を実現できるという。

 今回はこの上位モデルとして、1000デスクトップの同時利用に対応したモデルのNetworld VDX for 1000 VDIが追加された。こちらのモデルでも、1000デスクトップの同時利用が可能な点を検証しているという。

 また従来の「Networld VDX」では、ベースハードウェアとして、ネットアップとシスコの製品を組み合わせたクラウド/仮想化向けリファレンスアーキテクチャ「FlexPod」を利用していたが、今回、新たに提供する1000デスクトップモデルのNetworld VDX for 1000 VDIと、従来の「Networld VDX for 500 VDI」について、EMCジャパンのストレージ「VNX」を利用したリファレンスアーキテクチャ「VSPEX」ベースのモデルを新たに追加している。

 これは、使い慣れたストレージを利用したいというユーザーの声に応えたもので、1000デスクトップモデル、500デスクトップモデルの双方において、VSPEX、FlexPodを選択可能にした。なお、サーバーはいずれの場合も「Cisco Unified Computing System(UCS)」を利用する。

 参考価格は、1000デスクトップモデルの場合が1億2800万円(税別)から、500デスクトップモデルの場合が7340万円(税別)から。

石井 一志